職場のセミ同期が、65歳の定年を迎え退職されました。
お別れの時にいただいたのは、可愛らしいクッキー。
私たちの職場は65歳が定年なのですが、共に歩んできた仲間が節目を迎える姿に、これまでの月日を思ってなんだかしみじみしてしまいました。
同じ時代を過ごしてきた人が去ってしまうのは、やっぱり寂しいものですね。

そんな少しセンチメンタルな気分のなか、今の私を支えてくれているのが一冊の本。
綾崎隼さんの『死にたがりの君に贈る物語』です。
これが、驚くほど面白い。
実を言うと、一冊の本に対して最初から最後までずっと興味を持ち続けて読むことって、私にはなかなかないんです。
途中で少し中だるみしてしまったり、集中が切れたりすることもしばしば。
でも、この物語は違いました。
ページをめくる手が止まらず、気づけばもう半分以上。
ずっと興味の糸が切れないまま、物語の奥へ奥へと引き込まれていく感覚は、久しぶりの体験です。
寂しさを感じる日常のなかで、こんなふうに夢中になれるものがある。
それは、今の私にとってとても贅沢で、救いのような時間なのかもしれません。
残りのページも、この「興味」を大切にしながら、最後までじっくりと味わいたいと思います。

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