50代になると、日々の暮らしの中で「ちょっと立ち止まって、自分を見つめ直したい」と感じる瞬間が増えてきます。
そんなときにそっと寄り添ってくれるのが、心にやさしく響くエッセイ本。
等身大の言葉や人生の機微が詰まった一冊は、自分をねぎらい、日常を少し豊かにしてくれます。
このリストの選び方
今回のリストは「50代女性が心地よく読み進められる」ことを意識して選びました。
特に重視したのは次の3つのポイントです。
- 読みやすさ
章ごとに区切られていて、隙間時間に読めること - 共感性
日常の悩みや心の機微に寄り添うこと - 再読性
読み返すたびに新しい気づきがあること
おすすめのエッセイ本5選
『おつかれ、今日の私。』 ジェーン・スー
ラジオパーソナリティやコラムニストとして活躍するジェーン・スーさんの人気エッセイ。
日々の小さな出来事をユーモアと温かさで綴り、「今日もよく頑張った」と自分をねぎらう大切さを教えてくれます。
📚 特徴
- 等身大の言葉が心に響きやすい
- 章ごとに短く区切られており、隙間時間に読める
- 読み返すたびに新しい気づきがある
「自分の気持ちを軽くしたい」「肩の力を抜きたい」と思ったときに手に取りたい一冊です。
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『置かれた場所で咲きなさい』 渡辺和子
シスターであり教育者の渡辺和子さんが、日常の中で気づいたことや生き方のヒントを綴ったエッセイ。
「置かれた場所で咲く」というタイトル通り、思い通りにならない環境でも、自分なりに輝いて生きることの大切さを語っています。
📚 特徴
- 発売以来多くの読者に愛され、世代を超えて読み継がれている
- 時間の使い方は、そのままいのちの使い方です」など、短い文章に深い示唆が込められている
- 苦しいときも「根を伸ばす時期」と考えるなど、視点を変えるヒントが得られる
- 心が落ち着き、勇気や慰めをもらえる、前向きになれるという評価が多数
『古くてあたらしい仕事』島田潤一郎
自分のペースで、誰かのために本を作り続ける――。
ひとり出版社「夏葉社」を立ち上げた著者が語るのは、効率や規模よりも「誠実さ」を大切にする働き方。
本を愛する気持ちが行間からあふれ、静かに背中を押してくれるようなエッセイです。
📚 特徴
- 33歳で出版社を立ち上げた著者の実体験をベースにした仕事観
- 大切な人との別れをきっかけに、本づくりに挑戦するまでの過程を描く
- 和田誠さんとの装丁の仕事や、書店との出会いなどリアルなエピソードが豊富
- 「1日5時間働く」という独自のスタイルから、自分らしい生き方のヒントを得られる
仕事や暮らしを、自分らしい形で整えたい方におすすめの一冊。
『風と共にゆとりぬ』朝井リョウ
戦後最年少で直木賞を受賞した作家・朝井リョウさんによる、ユーモア満載のエッセイ集。
「ゆとり世代」と呼ばれる著者の日常が、軽妙な文体で描かれ、思わず笑ってしまうエピソードが次々に登場します。
ときには赤裸々すぎる体験談まで綴られていて、深刻なテーマが続く読書の合間に“肩の力を抜ける一冊”としてぴったりです。
📚 特徴
・友人や家族とのやり取りを軽快に描いた、笑える日常エッセイ
・読みごたえのあるボリュームでも飽きずに読めるテンポの良さ
・気分転換や気軽な読書にぴったりで、声を出して笑える本
「真面目な本ばかりじゃ疲れる…」というときに、楽しく読み進められるおすすめの一冊です。
『私は私のままで生きることにした』 キム・スヒョン
韓国で大反響を呼び、日本でも 55万部突破、世界累計180万部超 のベストセラー。
2019〜2021年には3年連続で年間ベストセラー入りした、話題のイラストエッセイです。
「人からどう見られるかを気にしていたけれど、これからは私のままで生きる」——そんな思いに共感する読者が多く、50代の女性にとっても「自分を大切にする」ための強い励ましになります。
70のシンプルなメッセージは、優しいイラストとともに描かれ、ページをめくるたびに心が軽くなる構成。
読後には「もっと自分らしく生きてみよう」という気持ちを後押ししてくれます。
📚 特徴
- イラスト付きで軽やかに読める構成
- 誰かと比べない、自分を大切にする生き方に共鳴できる
- 人生のステージに応じて、響くフレーズが変わり何度でも読み返したくなる
まとめ
今回ご紹介したのは、50代女性におすすめしたいエッセイ本5選でした。
- 『おつかれ、今日の私。』 ジェーン・スー
- 『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子
- 『古くてあたらしい仕事』島田潤一郎
- 『風と共にゆとりぬ』朝井リョウ
- 『私は私のままで生きることにした』 キム・スヒョン(世界累計180万部突破のベストセラー)

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