お得情報

8/29(金)朝9時スタート!9/4(木)までの159時間限定セール
AmazonスマイルSALEで人気商品をお得にゲット!

今すぐセールを見る
本ページはプロモーションが含まれています

『国宝』を観たあと原作を聴いたら、想像以上に心が揺さぶられた話

『国宝』を観たあと原作を聴いたら、想像以上に心が揺さぶられた話 読書と映画

映画『国宝』を観たあとの余韻が忘れられず、原作も気になっていた私。
でも正直、上下巻あわせて800ページ超というボリュームにひるんでしまって…。
会社の同僚にも、絶対に原作も読んだ方がいいといわれていました。

映像で心を揺さぶられたあの物語が、原作によってさらに深く、鮮やかに広がっていく──
これはなかなか面白い体験になりそう。

映画『国宝』とは?

映画国宝

あらすじと世界観

長崎の任侠の家に生まれた喜久雄は、15歳で父を失い、歌舞伎の名門・花井家に引き取られます。
そこで出会った当主の息子・俊介とは、親友でありライバルとして芸の道を歩むことになります。

やがて喜久雄が俊介の代役に指名されたことをきっかけに、2人の関係にひびが入り、運命が揺れはじめます。

芸に生きる覚悟、血筋と才能、嫉妬と敬意──。
伝統芸能の舞台裏に渦巻く、男たちの情熱と葛藤を描いた物語です。

製作スタッフと背景

監督は『悪人』『怒り』の李相日(りさんいる)、原作は吉田修一。
脚本・撮影・美術も国際的な制作陣が揃い、2025年にはカンヌ国際映画祭・監督週間部門にも出品されました。
映画と文学の魅力が融合した、重厚で美しい作品です。

細かいことを知らなくても、この作品が大変な労力と情熱によって生み出されたことは、スクリーンからひしひしと伝わってきます。
それだけに、観た後に残る余韻も深く、もう一度あの世界に触れてみたくなる──そんな思いにさせられました。

キャストと登場人物たち

主人公・喜久雄を演じるのは吉沢亮
寡黙ながら強い意思を秘めた眼差しと、舞台に立つ時の凛とした佇まい──そのすべてが、喜久雄という人物の“芸に生きる覚悟”を体現していました。

喜久雄の親友でありライバルでもある花井俊介を演じたのは横浜流星
家柄・期待・嫉妬・誇り…。
俊介が抱える複雑な感情を、抑えた演技の中に確かに滲ませていて、静かに胸を打たれました。
よくある嫉妬で意地悪をするボンボン・・・そんな単純な人物じゃないんです。

花井家の当主・半二郎を演じる渡辺謙の存在感も圧巻です。
一言で場を支配し、沈黙でも語る。
重厚な演技が物語に大きな説得力を与えていました。

そのほかのキャストも実力派揃い。
高畑充希が演じた春江は、喜久雄だけでなく、俊介の人生にも関わっていきます。
寺島しのぶ演じる幸子は、喜久雄と俊介、二人の青年を母のように見守るけれど、やはり母親の気持ちを持ち続けて葛藤していきます。

さらに、永瀬正敏田中泯森七菜見上愛といった多彩な俳優陣が、それぞれの立場から物語に厚みを加えており、まるで群像劇のような広がりと深さがありました。

オーディブルで聴く『国宝』は、映画を超える感動だった

アラカン主婦の救世主!オーディブルが叶える「読書」の自由

映画を観たあと、原作を読んだ方がいいなと思った私は、まずはAudibleで原作『国宝』を配信しているかどうかをチェックしました。

読書はしたいものの、今では老眼が進んでしまい、老眼鏡も2.0を使っています。
そこで利用しているのがAmazonオーディブル!

ありがたいことに、『国宝』は上下巻ともにAudibleで配信されていて、すぐに聴き始めることができました。
移動中や家事をしながらでも少しずつ聴けるので、分厚い文庫本を開く時間がないときでも物語に触れられるのが、本当に助かります。

プロのナレーションが、活字を“超える”臨場感を生む!

オーディブルの魅力は、その手軽さだけではありません。
朗読のトーンや間合い、登場人物の声の表情が、文字を読むだけでは感じ取れない“体温”のようなものを伝えてくれるんです。

この作品のナレーターは本物の歌舞伎役者、尾上菊之助さん!
それはもう、プロのナレーションですよ。
歌舞伎の舞台の息遣いや、登場人物たちの感情が、まるで目の前で繰り広げられているかのように、耳からダイレクトに心に響いてきました。

オーディブルは“音”で成り立つメディアだからこそ、読み手の技術や声の印象で、受け取る側の感覚も大きく変わります。
それが時に魅力となり、時に好みが分かれる点でもあります。

その点、『国宝』のオーディブル版は、ナレーションの評価も非常に高く、まさに大成功していると感じました。

映画を観た方は、ぜひ原作にも挑戦して欲しいと思います。

映画では“描かれなかった”喜久雄の「地獄」に震えた

今現在、私は下巻を聴いているのですが、これがもう、映画では触れていない部分がとてつもなく面白いんです。
そして、不安に胸を締め付けられる展開が待っていました。

特に心を揺さぶられたのは、喜久雄の周りの状況が、まるでドミノ倒しのように悪化していく描写です。
映画では凝縮された形で表現されていた喜久雄の苦難が、原作では細部にわたる描写によって、より深く、リアルに伝わってくるんです。
彼の孤独、追い詰められていく心情、そしてそれでも芸の道に生きようとする壮絶な覚悟が、音声を通してまるで肌で感じるように「ひしひし」と迫ってきました。

俊介も同じです。
互いに親友であり、ライバルとして切磋琢磨してきた二人ですが、それぞれが苦しみを抱え、まるで悪い方へ人生が転がってしまうような展開が続きます。
彼らが一体どうなってしまうのか、続きが気になって仕方がありません。

「こんな大作が3時間の映画で表現できるわけない」──まさにその通りだと実感しました。
映画は導入としては最高でしたが、原作に宿る情報量と登場人物たちの心の襞は、やはり物語の“本質”でした。

映画で大まかな流れを把握していたからこそ、オーディブルで細部の描写や登場人物の心理にじっくりと集中できたのだと思います。
この体験を経て、「やはり皆さんが原作は読んだ方がいい」と言う理由に、心から納得しました。

オーディブルとは

800ページ超の長編も、耳からならスキマ時間でじっくり楽しめます。
朗読は歌舞伎俳優・尾上菊之助さん。映画の世界がもう一度、心に蘇ります。

オーディブルとは・・・
・何十万冊のラインナップ
・短い空き時間も“耳で読書”
・30日間無料で体験の後は月1500円

👉 初回30日間無料で聴き放題、プレミアムプランの詳細を見る

まとめ

今回の『国宝』体験は、私にとって久しぶりにどっぷり浸かれるエンターテイメントでした。
映画で感動し、その余韻を胸に原作を味わうのは、生活や心に余裕がある時しか実現しません。

私は映画も好きなので、よく一人で映画館に行きます。
映画って、原作本がある場合が多いので、気にいた作品は原作を読んだりしています。
原作がない時でも興味があれば関連本を読むこともあります。
そのために図書館も大いに利用しています。

今回オーディブルで原作が配信されていて、ラッキーでした。
配信がなければ、今回は原作位チャレンジできなかったかもしれません。

普段なかなか読書が進まない方、あるいは文庫本を読む時間や視力に不安がある方にも、この「耳で聴く読書」は心からおすすめしたい体験です。

もし、あなたも映画『国宝』に心動かされたのなら。
そして、この歌舞伎の世界の奥深さに、もっと触れてみたいと感じているのなら。ぜひ一度、オーディブルで原作を“耳読”してみてください。

きっと、私と同じように、物語の新たな魅力と奥深さに気づかされるはずです。
老眼の私の映画と読書体験をお話ししました。

本・書籍ランキング
本・書籍ランキング



コメント

タイトルとURLをコピーしました