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映画『正体』感想!原作を知る私が横浜流星さんに背中を押された理由

映画『正体』感想!原作を知る私が横浜流星さんに背中を押された理由 読書と映画

ネットフリックスで配信されている映画 『正体』。
染井為人さんの原作小説をAudible(オーディブル)ですでに聴いていた私。
結末が気になって、短期間に一気に聴いた作品です。

ただ、その結末があまりに辛く、切なすぎて、映画化されたと知ってもなかなか観る勇気が出ませんでした。
映像で観たら、さらに心が打ちのめされてしまうのではないか、そう思ってずっと先延ばしにしていたのです。

ところが最近、この映画を観るべき二つの大きな理由が重なりました。
一つは、今をときめく俳優、横浜流星さんが主演であること。
そしてもう一つは、映画版は原作と結末が少し違うらしいという噂を耳にしたことです。

今回は、原作の衝撃を忘れられない私が、勇気を出して映画を観て感じたこと、そして「観てよかった」と思えた理由を、ネタバレなしでお伝えします。

Audibleで聴いた原作 正体 の衝撃と心の痛み

Audibleで耳読書をしていたとき、主人公の鏑木が置かれた絶望的な状況に、何度も胸が締め付けられました。
殺人犯として逮捕されたのは、彼がまだ制服を着た高校生の時でした。

施設育ちの彼は、優しく誰からも慕われていました。
親切心があるからこそ、過酷な運命に巻き込まれてしまったのです。

家事や移動の合間に聴いていたのですが、若すぎる彼が背負わされた運命の重さに、気づけば物語の世界に引き込まれ、彼と一緒に逃亡しているような錯覚に陥るほどの没入感でした。
逃亡を続ける中で出会う人々との温かな交流があるからこそ、その後の展開が際立って辛く感じられたのです。

それだけに、最後に見届けた結末はあまりに無情で、聴き終わった後はしばらく立ち直れないほどの衝撃を受けました。
あまりにも救いがない結末を知っていたからこそ、映像でこれを見るのは耐えられないかもしれない。
そう思って、映画版の存在を知りつつも、ずっと避けて通ってきたのでした。

映画を見るきっかけは横浜流星さんと結末への希望

そんな私が、あえて重い腰を上げてネットフリックスで再生ボタンを押したのには、二つの大きな理由がありました。

一つは、主演を務める横浜流星さんの存在です。
彼は2025年の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の主役を演じていたので、1年間お馴染みの俳優さんでした。
また、2025年の超話題の映画となった「国宝」にも重要な役で出演しました。

横浜流星さんの他の作品を観てみたい。
そう思うようになったのです。
彼がこの過酷な運命を背負った主人公・鏑木をどう演じ、どう生き抜くのか。
その圧倒的な演技をしっかり見届けたいという気持ちが、鑑賞への強い後押しになりました。

そしてもう一つは、映画版は原作と少し描き方が変えてあるらしいという、小さな「救い」の噂を聞いたことでした。
原作のあの、あまりにも切なくもどかしい最後とは違う、映画ならではの光が見えるのかもしれない。
その噂を聞いたことで、「それなら観てみたい、見届けたい」という勇気をもらいました。
物語の先に、もし少しでも報われる瞬間があるのなら、それをこの目で見極めたいと思ったのが一番の決め手でした。

ネタバレなしの感想 映画と小説の違いが教えてくれたこと

実際に映画を視聴して感じたのは、映画という限られた時間の中で再構築されてはいるものの、横浜流星さん演じる鏑木の焦りや怒り、切なさでした。

観ていると胸が苦しくなる作品は苦手な私でも、潜伏先で生まれる暖かい交流にほっこりするシーンのおかげで最後まで辿り着けました。
だからみなさんにもオススメできます。

原作に感動した私ですが、映画で変更になっている部分は特に気になりませんでした。
きっと時間が経っているので細部を忘れてしまったからだと思いますが(笑)

でも、そのおかげで新鮮な気持ちで映画の世界に没入することができました。
見終わった後に残ったのは、決して重苦しさだけではありません。
冷たい雨の後に差し込む一筋の光を見たような、穏やかな安心感に包まれました。

まとめ

映画『正体』は、原作を読んだ人にとっても、これから初めてこの物語に触れる人にとっても、深く心に刻まれる一作です。
私のように「結末が辛いから」と鑑賞を先延ばしにしている方も、今の横浜流星さんが見せる圧倒的な存在感に身を任せてみてはいかがでしょうか。

Audibleでの没入感あふれる耳読書と、Netflixでの魂が震えるような映画鑑賞。
二つの入り口から一つの作品を味わうことで、物語の深みをより一層感じることができました。

原作と映画、どちらも楽しむことは、かなり楽しい時間になります。
Audibleのおかげで多読できていることが、映画化された作品との接点を生み出しているのだと思います。

これからも映画化が予定されている小説がたくさんあるので、ワクワクが止まりません。

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